解り易いからといって、解り易いとは限らない

Amazonさんで頼んだ本が届いてたらしい。でも、まともな時間に部屋にいることなんて稀で、案の定不在連絡票が届いてた。到着日とか指定した方がよかったのかも。で、日本通運のサイトから再配達の申し込みをしようと思ったんだけど、登録キーワードって何だろう、と迷った。実際にはパスワードのことだったんだけれども。
日本通運のシステムは電話番号がID、登録キーワードが一般的に言うところのパスワードとなってる。電話番号をIDにすることについても、固定電話と携帯電話の両方を持っていない人はどうするのかという問題があるけど、まぁレアケースなので目をつぶるとする。
しかし、パスワードを登録キーワードと表記するのはどうなのだろう。恐らく一般の人に解りにくいという配慮で登録キーワードと書いているのかもしれないけれども。ある程度Webに慣れ親しんでいる人にとってはパスワードの方がわかりやすい。というか、パスワードは一般的に認知されているので、わざわざ言い換える必要はないと思う。かえって、キーワードなんて書くと「あれ?何か言葉入れるんだっけ?」とか思ってしまう。
ユーザビリティについて考えるときに、初めて使う人やあまり知識の無い人を対象にしがちだけれども。何度も使っている人や詳しい人も対象として忘れちゃ駄目なんすよね。こんだけWebアプリケーションが氾濫しているなかで、一般的に使われているパスワードを使わず、敢えて登録キーワードとするのはデメリットの方が多いと思う。
解り易いつもりが、かえって解り辛い。難しいものですな。